StableDiffusionで複数のプロンプトを実行する方法は？

StableDiffusionで画像を作成していると、「違うプロンプトを同時に実行させたい！」と思う時はありませんか？

僕もStableDiffusionで画像を創ることに慣れてきた最近ですが、よく思います。

とにかく違うプロントを同時に実行できれば、超ラクですよね！

何かいい方法はないかと調べていたら、なんとプロンプトを複数実行できる機能がStableDiffusionに標準搭載されていました！

この記事ではStableDiffusionで複数のプロンプトを実行する方法をご紹介します。

この記事のポイント

・StableDiffusionで複数のプロンプトを実行する方法がわかる

StableDiffusionで複数のプロンプトを実行する方法

StableDiffusionで複数のプロンプトをまとめ実行する機能が「Prompts from file or textbox」です！

「Prompts from file or textbox」はAUTOMATIC1111版のStableDiffusionWebUIに標準的に組み込まれているスクリプトで、この神的機能を使えば複数のプロンプトをまとめて実行することができます。

StableDiffusionのtxt2imgまたはimg2imgのタブを選択し一番下までスクロースします。

そうすると「スクリプト」という項目があるので、その中から「Prompts from file or textbox」を選択します。

僕はStableDiffusionを日本語化しているので、プルダウンには「ファイルまたはテキストボックスからプロンプトを入力」となっています。

Prompts from file or textboxを選択すると下記のような画面が表示されます。

Prompts from file or textboxでプロンプトを入力する方法は2つあります。

1：「List of prompt inputs（入力プロンプトのリスト）」のテキストボックスにプロンプトを改行して書いて実行する

2：「Upload prompt inputs（入力プロンプトをアップロードする）」に用意したテキストファイルをアップロードして実行する

それぞれ見ていきましょう！

まず1つ目は「List of prompt inputs（入力プロンプトのリスト）」のテキストボックスにプロンプトを入力していく方法です。

このテキストボックスは改行すると別のプロンプトと認識されので、複数のプロンプトをまとめて実行した場合は1行ずつ改行していきます。

試しに2つのプロンプトをテキストボックスに入力して実行してみました。（バッチ回数は1）

dog
cat

そうすると下記のような2つの画像が作成されます。

本当に1回の実行で複数のプロンプトをまとめて実行することができました！

これは本当にすごい機能でありがたいですね！

下記画像のように長いプロンプトでも1行で書いて、別のプロンプトを改行して入力すれば問題なく実行できました。（画像では4つの長文プロンプトを実行）

ちなみにバッチ回数を複数回にしても実行できます！

List of prompt inputsにプロンプトを入力して実行すると元のテキストボックスに入力されたプロンプトは反映されません。ネガティブプロンプトは適用されます。

ただ、プロンプトの数が多くなるとテキストボックスに入力するのが大変になってくるので、その場合は2つ目の「Upload prompt inputs（入力プロンプトをアップロードする）」を使った方が楽です。

プロンプトが10個以上ある場合は「Upload prompt inputs（入力プロンプトをアップロードする）」を使った方が楽だと思います！（10個以上じゃなくても全然大丈夫です）

プロンプトを1行ずつ書いたテキストファイルを赤枠部分にアップロードして実行。これで画像が生成されます。

「Iterate seed every line（1行ごとにシードを1増やす）」にチェックを入れると、創られる画像のシード値が連番になります。

Use same random seed for all lines（すべての行に同じランダムシードを使用）にチェックを入れると、創られる画像のシード値が固定値になります。

今回はプロンプトをまとめて実行できる神機能「Prompts from file or textbox」をご紹介しました。

こんな凄い機能がAUTOMATIC1111版のStableDiffusionWebUIに標準装備されているとは知りませんでした！

ぜひこの神機能を使って画像生成ライフを楽しんでください！